2/2ページ目 目をつぶって十数えて パッと目を開けた それはかくれんぼ開始の合図 ヒカ「よしっ行くよ」 私は幼い頃からかくれんぼが 凄く好きだった 今、思い出せば幼い頃の記憶はかくれんぼをやった事しか覚えていない ヒカ「ジューンくんっ何処かなぁ?」 この記憶は、幼なじみのジュンと二人でかくれんぼをしているみたいだな… ヒカ「ジュンここかなっ」 ガサッと音をたて 草をかき分ける ヒカ「ここにも…いないや」 残念な気持ちと一緒に 楽しさも込み上げてくる “早く見つけたい” その言葉を考えながら がむしゃらに探す その時ふいに空を見上げると ポツリと私の額に水滴のようなものが落ちてくる ヒカ「雨だ…」 私は近くにあった木の下で 雨を凌ぐ事にした ぽたぽたと髪から滴が落ちていく 雨音で孤独を感じる ヒカ「じゅ…ジュン何処に行っちゃったの??」 滴と共に涙もぽたぽた流れていく これじゃあかくれんぼも 孤独も終わらない気がした そっと目を閉じた “早く会いたい” ジュン「ったくなんだってんだよ…」 ぎゅっと暖かくなる身体 ヒカ「ジュ…ン??」 目を開けるとジュンが私をぎゅっと抱き締めていた ジュンは私の事を少し見つめてからプイッとそっぽを向いた ジュン「お、俺は何処にも行かないってば…//」 私は嬉しくてジュンを 抱き締めた ――今では昔の記憶。 目を開けても君はいない “早く逢いたい” 思いだけはかくれんぼのままだった…。 あとがき ポケモン小説遅れました!! ジュン←ヒカリです!! <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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